とぅーごの授業ノート

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ハセブロ勉強会 2020/05/05 WEB系エンジニアが直面する問題とは?【知識だけでは問題は解決できません】

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こんばんは。

本日はハセブロ勉強会 2020/05/05の内容の復習記事です。

【この記事はこんな人におすすめ】

  • エンジニアになりたてで、これからキャリアアップを目指す方

→この記事が自分のエンジニアとしての働き方を見直すよいきっかけになると思います。

  • エンジニアの働き方に興味がある方

→この記事が自分が持っているエンジニアの働き方についての理想と現実のギャップがないか確かめる機会になるはずです。

  • ハセブロプログラミングコミュニティ参加者

復習用にこの記事をご活用ください!この記事で「WEB系エンジニア実務シリーズ」を全て網羅しております!

誰よりもわかりやすく、役に立つような記事になるよう精進しますので今後ともよろしくお願いします。

 

 

WEB系エンジニアに求められる能力

  1. 問題解決能力
  2. コミュニケーション能力
  3. 前提を疑う能力

 

1.問題解決能力について

 

問題=理想と現実のギャップ

ex.模写

こんなサイトを模写したい(=理想)

技術的にわからない箇所がある(=現実)

→サイトを模写するために技術を学ばなければならない(=問題)

 

問題解決の基礎
  1. 問題に気づく
  2. あるべき姿を設定する
  3. なぜ問題が発生したか考える
  4. 解決策を考える
  5. 解決策を実行する
  6. 問題が解決できるか検証する
 問題を解決するための考え方
  • 仮説思考

情報をたくさん集めるのではなく、限られた情報から仮説を立てて検証することを繰り返す

  • 問題を見極める

視野を広く持ち、空気に流されないことで確証バイアスを避け、問題が発生するきざしに気づく

 

2.コミュニケーション能力について

周りを巻き込み、スピーディに問題を解決するためにコミュニケーションが必要

行動する技術
  • 他者を助ける力
  • 他者に助けてもらう勇気
  • 相手の立場に立って考える
SPRINT - 多くのことをより速く Googleの仕事術

スプリントは、月曜から金曜までのたった5日間で、問題の洗い出しからアイデア出し、プロトタイプの制作、そしてユーザーテストまで行ない、最大の成果を生み出す開発プロセスだ。

グーグル式仕事術「スプリント」を今すぐあなたがやるべき理由 | SPRINT 最速仕事術 | ダイヤモンド・オンラインより引用

 

3.前提を疑う能力について

なぜ前提を疑うのか?

前提を疑うことでエンジニアの仕事である、それまでになかった価値を生み出すことができるから

視点を変える技術

人は問題に直面すると真正面から解決しようとしがち

→一度問題から離れ、視点を変える

イデア発送のフレームワーク - 質問チェックリスト SCAMPER
  • 入れ替える(Substitue)
  • 組み合わせる(Combine)
  • 当てはめる(Adapt)
  • 変更する(Modify)
  • 他の用途に用いる(Put to other uses)
  • 排除・縮小する(Eliminate)
  • 並べ替える(Rearrange)

 以上7項目48の質問リストを使ってアイデアを出す方法

SCAMPER法――「10分以内にアイデア3つ出さなきゃ」をかなえる方法 (1/4) - ITmedia エンタープライズより引用

 

コードを書く技術力が同じであるなら、こういった仕事の進め方そのものに関わる点がエンジニアとして他の人と差別化を図るポイントになる

 

↓こちらの記事も参考にどうぞ↓

 

togo-blog.hatenablog.jp

 

 

2020/05/05 あらゆる問題を考える

 WEB系エンジニアが直面する問題

  • 顧客の問題
  • 人間関係の問題
  • 高度な問題

 

顧客の問題

クライアントが望むものを明らかにするのは制作者の仕事 

むしろ顧客の問題は制作者が気づかせてあげることが重要

→この意識を持つことが差別化につながる

クライアントに言われて初めてニーズ(=解決すべき問題)に気づくようでは遅いわけです。

 

 

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顧客のニーズを見つけ、それにマッチする解決策を見つけよう

 

例:マッキントッシュコンピューター by Apple

コマンドを覚えなくても直感的に操作できるPCがあったらいいんじゃないか

=クライアントが望むもの・パソコンのあるべき姿

 

あるべき姿(=理想)に気づくことで理想と現実とのギャップ(=問題)が見えてくる。これが顧客の問題ですね。

マッキントッシュは実際クライアントが望むものを掴み、大ブームとなるわけです。

 

私も現在この記事はMacbookで書いていますが、トラックパッドを使用したウィンドウ・デスクトップの切り替えはすごく便利ですよね。記事に挿入する画像とか参照しやすくて助かる。Windowsを使っていたこともありましたが、ウィンドウの切り替えは確かAlt+Tabですよね。覚えないといけないし、何よりAlt+Tabは押しにくい…

 

人間関係の問題

相手を変えたければまずは自分から変わること 

これはアドラー心理学でいう、「変えられるものに着目する」ということに近いような気がします。他人を変えることはできなくて、変えようとしている限り人間関係の問題は解決しない。しかし自分の行動は変えることができる。自分の行動を変えたことで他人の行動が変わるかはわからないが、変えられるものに着目し自分の行動を変えることが大切、というような内容だったと思います。

 

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人間関係は最も人を悩ませる問題の1つ

 

※なお、アドラー心理学については後々「幸せになる勇気」について書評を書きますのでお楽しみにしてください

 

高度な問題

適応課題

人々の価値観が複雑に絡み合って生まれる課題

→テクニカルな課題と異なり、過去の知見で解決することができない

現代の重要な問題

 

coach.co.jp

 

こちらの記事がかなりわかりやすかったのでこちらを元に説明します。

この記事では、部下に権限を委譲したはずの上司が自分で作業をしてしまっている、というケースを扱っています。

 

ここでの問題は上司のリーダーシップに関する知識などが考えられます。これを技術的課題と呼びます。

 

しかし問題はそれだけでなく上司の仕事の進め方に対する価値観が権限委譲を妨げていると考えることができます。例えば「多くの仕事をこなすことで他人から認められたい」という価値観などです。このような考え方が上司の仕事の進め方に"自然と"表れているがために部下への権限委譲ができていないと考えられます。このような問題を適応課題といい、改善のためにはまず自分の価値観を知り、次に新しい考え方を見つけていく必要があります。

 

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まずは自分の価値観を整理するところからはじめよう 

 

技術的な課題の解決は既存の知識で解決可能である一方、適応課題の解決は自分の価値観・考え方を変える必要があり既存の知識では対応できないので難しいです。だからこそ人は無意識のうちに技術的な課題への対処に終始してしまうのではないか、と疑問を投げかけています。そして問題が解決しないのは技術的課題の解決はできていても適応課題が解決できていないからではないか、と結論付けています。

 

 

復習

最後に記憶に定着するように復習します。

今回はWEB系エンジニアが直面する「あらゆる問題に向き合う」をテーマに話をしました。問題は大きく3つありました。それぞれ簡単に要点をつけて振り返ると

  • 顧客の問題

→顧客のニーズが望むものを制作者自分から掴みにいきましょう

  • 人間関係の問題

→人を変えたければ自分を変えましょう

  • 高度な問題 - 適応課題

→既存の知識では解決できない問題。ただし問題を解決する上で重要な課題

でした。 

 

 

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haseblog.org

 

 

twitter.com

 

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

今後もプログラミング、読書、教養などを中心にみなさんのお役に立てるような情報を発信していきますので今後ともよろしくお願いします。

 

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