書評 『一番伝わる説明の順番』 戦略コンサルタントが解説する伝える技術があなたの説明を変える
おはようございます。
書評を投稿しましたのでブログでも公開します。
今回は
『一番伝わる説明の順番』田中耕比古 著
について書きました。
↓書評ページ↓
書評本文
どんな人におすすめしたいか
「君の話しはよくわからない」
「結局、何が言いたいの?」
などと言われたことはないでしょうか。
本書はこの1文で始まる。ドキッとした方も多いのではないだろうか。
事実、私もこの本を本屋で手にとった時、会社で自分の話がうまく伝わらなくて悩んでいた。
私と同じように悩んでいた人にはきっといい気づきが得られる1冊なのではないかと思う。
本書の概要と私の見解
第1章で説明が下手な人の特徴3つについて解説している。
ここでは具体的にどんな人がこの本を読むべきなのかターゲットが明確にされている。
3つの特徴それぞれが見出しになっているのでこの本を読むべきか迷った際は
目次の第1章のところをみて、自分が3つの特徴に当てはまっていないかどうか確かめれば良い。
第2章以降で上手に説明する具体的な方法について解説されている。
それぞれ非常にわかりやすいので参考になる。
しかし第1章の説明が下手な人の特徴別に解説されているわけではない。したがって
どの章を読めば自分の説明が上手になるのかがわかりにくいという難点がある。
本書の読み方
私なりに筆者の言う説明が下手な人の特徴別に読むべき章を解説する。
説明が下手な人の特徴
①考えた順番で説明する
②相手の理解度を意識していない
③言いたいことが分かっていない
・①に当てはまる方
第2章「わかりやすい説明の順番」
・②に当てはまる方
第4章『理解度が高まる!「相手の思考」を整理するコツ』
第5章「印象に残る伝え方のコツ」
・③に当てはまる方
第3章『説明力を高める!「自分の思考」を整理するコツ』
第6章「説明力を磨く思考習慣&トレーニング」
もちろん実際にはそれぞれの章が完全に独立ではなく、互いに関連しあっているので全て読むに越したことはない。
ただ、こういったHow to本を読むときは”明日からあなたの行動が変わるか”が大切である。
その意味で上記の”読むべき章”を参考としていただければと思う。
私の実践例
第4章『全体を定義して「地図」を示す』を実践した。
私の課題は自分が考えた順番で一から十まで説明してしまい、相手の時間を無駄に奪ってしまっていることだった。
そこでここで説明されている
何についてどんな論点で話をするのか
を明確にするようにした。
残念ながら課題であった「相手の時間を無駄に奪ってしまっている」点を劇的に改善することは短期的にはできず、まだ改善が必要である。
しかし議論の全体像を先に示したことで
「今日の議題はそれでいいの?」
「これもやったほうがいいんじゃない?」
などと具体的なフィードバックが得られるようになった。
仕事をする上で避けては通れない「人に説明する」ということを徹底的に解説した本書を読むことで、少しでもみなさんの説明力が向上すればと思う。
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お知らせ
【自己紹介】
名前:とぅーご
経歴:東大→人材大手で新規事業・バックオフィスを経験→教える仕事がしたくて1年で退職→塾講師 NEXT:→プログラミング講師(2020.6〜)
趣味:読書・ゲーム・走ること・筋トレ
座右の銘:「好きこそ物の上手なれ」
好きな食べ物:ほっともっとの「特のりタル弁当」
・他にも書評を行っています。もしこの記事が参考になった方は他の記事も合わせて読んでいただけると幸いです。
・Twitterでプログラミング学習の経過報告なども行っています。よかったらフォローお願いします!
「難しいことをわかりやすく話せる」それだけで評価は変わる。会議でのプレゼンに自信が持てない方に読んで欲しい、説明の仕方がわかる1冊 『一番伝わる説明の順番/田中耕比古/フォレスト出版』 https://t.co/gFDGxShljG #本が好き
— とぅーご@プログラミング講師の卵🥚 (@togo_mentor) 2020年4月29日